繊細なペン先から描き出された壮大な世界。
3年を経て完成した超大作「誕生」が、アプリであなたの手の中に。
いま、日本の現代アートシーンで最も注目を浴びるアーティスト、池田学。池田の作品は、自然風景や都市空間、時代を超えた歴史的なモチーフなどを題材に、漫画のペン入れなどに用いられる丸ペンを巧みに用いて極めて細い線で緻密に描きながら、ダイナミックな世界を表現し、観る人を魅きつけます。
中でも、2016年に発表された最新作「誕生（Rebirth）」は、2011年の東日本大震災を契機に着手された作品として、国内外多くの人の注目を集めています。運命的に与えられたアメリカ・マディソンにあるチェゼン美術館という舞台で、過去最長の3年間をかけて描き上げた3×4ｍにも及ぶ超大作には、これまでの制作行為に対する自問自答の苦心、ライフステージで日々湧き起こる感情や発見の数々が、余すとこなく刻み込まれています。
本アプリでは、凸版印刷が開発した文化財専用の大型オルソスキャナによって取得された同作品の超高精細デジタルアーカイブデータを用い、この超大作に刻み込まれたその細かいペンの軌跡の隅々まで手元で鑑賞することを実現しました。
池田の熱き思いが刻んだ奇跡を、ぜひ追体験してください。